ASEAN=東南アジア諸国連合に駐在するEU=欧州連合のイゴール・ドライスマン大使は、「ベトナムは6月26日に開催された第36回ASEAN首脳会議を成功りに開催するため、かつてないほどの試練を乗り越えた」と評価しました。
同大使はまた、「ASEANの50年あまりの歴史の中で、ASEAN首脳会議が、オンラインの形式により開催されたのは今回が初めてである。2020年のASEAN議長国ベトナムは多くの困難に直面しているにも関わらず、この首脳会議の主催に成功した」と強調しました。
ドライスマン大使はさらに、「ベトナムが今回の会議のテーマを『結束と主体的適応のASEAN』にしたことは、新型コロナウイルスが世界経済にショックを与えた背景に適している。ベトナムの指導の下で、ASEANは、この危機の影響を最小限に抑える方策を見出す用意がある。ベトナムは、パンデミック流行以来、ASEANとパートナーとの連絡を維持することで、ASEANの中核的な役割と統一性を再度強調してきた」と認めました。
そして、同大使は、「EUは、繁栄・安全・統一の共同体づくりに向けたASEANの努力を支持し続ける。というのは、これは、双方の利益をもたらすから」と強調しました。