今回会議には20件の閣僚レベルの会議が開催され、次の4つの内容を集中的に取り上げます。第一は2020年の構想や優先課題の実施の進捗度と質的確保をすること、第二は新型コロナウイルス感染症への対応を目指す構想を強化すること、第三はASEANと相手国との協力方向を策定すること、第四は新型コロナへの対応の強化と共に関心を持っている地域と国際問題に関する意見を交換することです。ベトナム外務省のグエン・コク・ズン次官は次のように語りました。
(テープ)
「ASEAN議長国として、ベトナムは年初から提出されたASEANの計画が効果的に実施され、年末に行われるASEAN首脳会議で採択されることを望んでいます。この計画の中で、ASEAN共同体づくりを目指す計画の他、新型コロナへの対応を目指す構想もあります」
タイのドーン・ポラマットウィナイ外務大臣は今回の会議で、ASEAN加盟10か国の外務大臣はASEAN共同体づくりを目指す方法を討議する。この機に、タイ外務省は新型コロナウイルス感染症が収束後の経済回復計画を紹介すると明らかにしました。
一方、インドネシアのルトノ・マルスディ外務大臣は今回の会議で、ASEAN加盟諸国は地域の政治と経済の安定化のため一連の公約を出すことを望んでいると述べました。
なお、第53回ASEAN外相会議では、共同声明を始め、約40件の文書が採択される見通しです。