会議にはASEAN加盟10か国の指導者、ASEANのリム・ジョクホイ事務総長と高級指導者が参加しました。
会議で、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は「このおよそ50年間に形成、発展された強固な共同体として、ASEANは現在の困難な状況を乗り越えることができる」と強調すると共に「世界情勢が複雑に推移している背景の中で、新型コロナウイルス感染症がもたらす試練が日増しに深刻化している。そのため、ASEANは非常に重要な役割を担っている」と明らかにしました。
タイのプラユット・チャンオチャ首相は会議で発言を行った際、「ASEANは世界の複雑な情勢に対応するため、地域主義の確立と協力し合う精神を発揮すると共にASEANの核心的役割を強化する必要があると述べました。この機に、プラユット首相は新型コロナウイルス感染症収束後のASEANの発展を目指し、ASEANの結束、強固、免疫力を強化するよう提案しました。
一方、シンガポールのリー・シェンロン首相は地域の経済回復のため、ASEANは協力を強化すると共にすでに提出したイニシアチブの実現に力を入れる必要があると強調しました。また「ASEANは安全を確保しながら、加盟各国間の入国制限を解除しなければならない」と述べました。
会議で、リム事務総長は発表を行い、その中で、「ASEAN経済の成長率が新型コロナウイルスの影響で減速しているのは23年ぶりのことである。しかし、ASEAN加盟諸国は新型コロナウイルスへ迅速に対応している」と強調しました。