これはASEANとEU加盟諸国の外務次官の年次会合で、ASEANとEUとのこれまでの関係を点検し、今後の発展方向を討議すると共に、共に関心を持っている地域と国際問題について意見交換をしました。ベトナムのSOM委員長を務めるベトナム外務省のグエン・コク・ズン次官がこの会合に参加しました。
会議で、ズン次官は「ベトナムはASEANとEUとの戦略的パートナー関係を重視し、その関係の発展に貢献する」と強調すると共に、EUに対し、ASEAN加盟諸国が適宜、かつ、平等にワクチンにアプローチするように保障すること、ASEAN地域でのワクチンの生産のため技術を移転する」よう提案しました。
また、ズン次官はEUに対し、地域の安全保障と安定を脅かす試練への対応に取り組んでいるASEANを支援するようとの意見を述べました。
ズン次官はベトナム東部海域（南シナ海）問題に関するASEANの立場を再度強調し、その中で、この海域における平和、安定の維持、DOC＝海上行動宣言の完全履行、及び、COC＝海上行動規範の早期作成に対するASEANの努力を引き続き支援するよう提案しました。
