ベトナム外務省のグエン・クオク・ズン次官は大国間の競争が激しくなっている背景の中でASEANは団結精神を掲げ、独自の原則を堅持していると強調し、次のように語りました。
(テープ)
「ASEAN諸国はASEANの利益を第一に位置づける方針を固めました。ASEANは常に地域と国際問題に関し、独自の立場をとっています。例えば、インド・太平洋戦略に関し、ASEANは自らの立場と原則を強調するため、資料を提出しました。これは地域におけるASEANの中核的な役割を確保するための方法です。今回の首脳会議と年末に予定されている首脳会議でもASEANのこうした立場が示されるよう希望します。」
また、ベトナム東部海域問題に関し、ズン次官は第36回ASEAN首脳会議で実際に発生する関連の諸問題が取り上げられるが、COC=海上行動規範に関する交渉の再開が言及されないと明らかにしました。