声明によりますと、ASEAN諸国は政治・安全保障共同体に関する総合計画2025の実施を加速させ、テロや麻薬密輸、人身取引対策、国境管理、サイバーセキュリティで協力を強化していくことで一致しました。
パートナー国との関係について、加盟諸国はASEANの中核的な役割と団結の重要性を強調しました。ASEANは向こう5年間におけるカナダ、インド、韓国、中国との協力に関する行動計画の採択を急いでいます。
また、ベトナム東部海域（南シナ海）問題に関し、ASEAN は同海域の平和、安定、安全保障、海上・上空の自由航行の維持やDOC＝海上行動宣言の完全履行、COC＝海上行動規範の早期作成の重要性を再確認しました。
さらに、加盟諸国は相互信頼の強化、情勢の複雑化につながる行動の抑制、1982年国連海洋法条約をはじめ、国際法を基礎とする紛争の平和的解決に努力する必要があるとしています。
