6日、ADB=アジア開発銀行は2022年のアジア経済展望を発表しました。 これによりますと、ベトナムのGDP=国内総生産成長率の予測は今年6.5%に達し、2023年には6.7%になるとされています。
ADBの経済専門家であるブエン・ミン・クオン氏は次のように分析しています。
「ADBが公表したベトナムの殆どの経済指標は回復の兆しを見せています。現在の状況において、ベトナム経済成長の見通しはかなり前向きなものであると思います。理由としては、製造加工業、労働市場、企業の生産活動の回復、外国からの投資額の増加、1月の国会で経済回復と発展に向けた財政・金融の刺激策が採択されたことなどが挙げられます」
ADBの評価によりますと、ベトナムの今年の工業成長率は9.5%、農業生産成長率は3.5%、インフレ率は2022年には3.8%、2023年には4%になると予測されています。また、2022年1月1日に発効したRCEP=地域的な包括的経済連携協定は、ベトナムの貿易活動を促進し、信頼できる安定した輸出市場を形成していくと期待されています。これらによって、ベトナムの今年の輸出伸び率は8~10%に達すると予想されています。
ソース:VOV