国会に提出された決議案によりますと、ダナン市は体制に関するボトルネックの解決や、投資誘致への条件づくりを目指す30件の具体的な政策が提案されています。
これにより、ダナン市は投資家を選択するための入札を試行することやスポーツ、文化、商業インフラの分野における官民パートナーシップの形による投資プロジェクトを試行すること、マイクロチップ、半導体、人工知能、情報通信、科学技術管理、イノベーションなどの分野における投資や優れた人材を優先的に誘致することなどができるとしています。
この草案の新たな点は、リエンチュウ港とダナン国際金融センターでの自由貿易区の設立であるということです。グエン・チー・ズン計画投資大臣は、これは必須の傾向であり、この都市の発展の推進力となるだろうと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「多くの国々で、長く前から世界の自由貿易試験区が設立され、大きな成功を収めました。この特殊政策は、世界各国の優れた経験を参考にしながら、ベトナムの実情に配慮しています。自由貿易試験区には、開放政策が優先課題となります。それが実施されなければ、投資誘致でほかの国と競争できません。これがダナン市の新たな原動力となることを期待しています」
ゲアン省に関して、国会議員は、ゲアン省の開発促進に向けた特殊政策・メカニズムの追加の試行に関する決議の発行が必要であると確認しました。決議案では、財政と国家予算の管理、都市、資源、環境管理、投資管理、海洋経済の発展、組織構造と人員配置といった5 つの政策グループを定めています。ただし、これらの政策はゲアン省の文化・経済の発展における特殊性を示すとともに、ゲアン省が北中部地域の中心地としての役割を果たすため、新たな弾みをつける必要があるとしています。
(VOVWORLD)