1月29日から31日までの旧正月の3日間、北部フート省ベトチー市にあるフン王廟遺跡地区で、数千人の観光客や住民が訪れ、健康と平安、幸運を祈願して参拝しました。
一方、南部テイニン省文化スポーツ観光局によりますと、1月26日から31日までにあたる旧暦12月27日から1月3日まで、省内の観光地を訪れた観光客数は前年同期と比べ、10%増にあたる約30万人に達しました。その中で、南部の屋根と呼ばれるバーデン山景勝地への観光客が全体の90%を占めています。
その一方で、1月29日から31日までの旧正月3日間、中部クアンナム省のホイアン旧市街を訪れた国内外の観光客は延べ5万人を超えました。
ホイアン旧市街に加え、国連世界観光機関が発表した「2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選ばれたチャクエ野菜村など、郊外にある観光地も多くの観光客で賑わいました。
ホイアン市文化スポーツ室のトン・クオック・フン室長によりますと、2024年にホイアンは工芸品と民俗芸術の分野でユネスコ創造都市ネットワークに加盟しました。同市は伝統文化の価値を重視し、その発展を促進しています。旧正月期間中の活動は、豊かな文化と精神生活を持つホイアンを観光客に紹介する機会ともなっています。
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「今年の旧正月における文化・芸能活動は、例年より活気に満ち、多様性に富んでいます。ホイアンを訪れる全ての観光客と市民に、平和な新年と発展の道のりにおける新たな成果を願うというメッセージを送りたいと思います。ホイアンは文化・エコ・観光都市の建設という任務の完遂に向けて着実に歩んでいきます」
旧正月2日と3日、北部山岳地帯ソンラ省のモクチャウ高原には2万8千人以上の観光客が訪れ、さまざまな体験を楽しみました。
春節を祝う活動に加え、モクチャウ高原の宿泊施設や観光スポットでは、観光客に最高のサービスを提供するため、スタッフを増員しています。
モクチャウ・アイランド観光地区のホアン・マイン・ズイ副経営責任者は次のように述べています。
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「私たちは旧正月などのピークシーズンに向けて、早くから準備を進めてきました。施設の整備に加え、お客様に最高のサービスを提供できるよう、スタッフも増強しています」
一方、東北部クアンニン省観光局によりますと、1月25日から31日にかけての観光客数は55万2千人に達し、観光収益は約1兆5千億ドン(約6千万米ドル)を記録しました。これにより、クアンニン省は引き続き旧正月期間中における国内有数の人気観光地としての地位を確立しています。
(VOVWORLD)