商工省の統計によりますと、ベトナムの2024年の輸出入総額は、2023年の15%増に当たるおよそ8千億米ドルに達し、計画のおよそ3倍となっています。これは、ドイモイ=刷新事業が実施されてからの過去40年間で最高を記録しています。その中で、農林水産物の輸出総額は、2023年比の18.7%増に当たる約625億米ドルに達すると予測されています。青果の輸出額は72億米ドルに達し、トップに立っています。ベトナムは、2025年に、フルーツの輸出額が世界トップ5に入るという目標を設定しています。これは達成可能な目標です。
ベトナム青果協会のダン・フック・グエン理事長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「今年の青果の輸出額は72億米ドルに達しましたが、来年は、80億米ドルに上る可能性があります。その理由は、2025年に、冷凍ドリアン、新鮮なココナツなどの新しいフルーツは中国に輸出されます。それに加え、アメリカ向けのパッションフルーツの輸出が交渉中からです」
一方、コメの輸出額は、およそ58億米ドルで2位に立っています。輸出額がおよそ55億米ドルに達するコーヒーは3位となっています。コーヒーの輸出額が50億米ドルを超えるのは、ベトナムコーヒー部門の史上初のことです。
他方、カシューナッツの輸出額は昨年同期比の19%増に当たる43億米ドルに達しています。これにより、ベトナムは、過去20年間で世界第1位のカシューナッツ輸出国である地位を保っています。
さらに、繊維・縫製品の輸出額は2023年比の11%増に当たる44億米ドルを超えると見込まれています。この結果により、ベトナムはバングラデシュを追い越し、インドに次ぐ世界第2位の繊維・縫製品輸出国となっています。
2025年に、アメリカ、欧州連合などの主要な輸入市場は経済が回復し、購買力が改善されると予測されることから、ベトナムの紡績縫製部門の輸出額が増加することでしょう。
(VOVWORLD)