累計感染者数は30万人を超えました。19日に死者が9千人、感染者が22万人に達したばかりで、感染拡大の勢いが急速に増しています。感染者数は15日の15万人から約1週間で倍増しました。
死者数が中国を超えたイタリアをはじめとする欧州諸国や、アメリカでの感染拡大が目立つ。伊政府の21日の発表によれば、死者は4825人となり、前日より793人増えました。1日での死者数は2日連続で過去最多となりました。感染者数も5万3578人と前日より13%以上増えました。
累計感染者数で最多は中国の8万1千人です。イタリアに次いで、アメリカが2万6千人、スペインが2万5千人、ドイツが2万2千人、イランが2万人と続きます。すでに回復した人は世界で9万2千人です。世界保健機関(WHO)の21日付状況報告書によりますと、旧ソ連諸国を含む欧州地域の死者が世界の約54%、感染者は約48%にのぼりました。
ここにきて医療体制の脆弱(ぜいじゃく)なアフリカ諸国での感染拡大も危惧されています。ロイター通信によれば、南アフリカでの感染者が240人になったのを筆頭に、アフリカ諸国の感染者は計1千人を超えました。
WHOのテドロス事務局長は18日、「アフリカでは検知できていないケースがあるはずだ」とし、脅威に「目を覚ませ」と各国に強く呼びかけました。
ソース:VOV