席上、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は「2020年は国際社会にとって困難な年である。新型コロナウイルス感染症は医療面でも社会的・経済的にも深刻な危機を引き起こし、国際の平和と安全保障を脅かすとともに国連、国連安全保障理事会に大きな影響を与えてきた」と強調するとともに、平和、協力、発展の維持に取り組んできた国際社会の努力を讃え、世界的問題の解決における国連の調整役への確信を表明しました。
また、ミン副首相は2020年~2021年期の安保理非常任理事国としてのベトナムの優先課題を訴え、その中に紛争の解決を目指す多国間主義の推進、国際法、国連憲章の尊重、国連と各地域組織との協力の強化、武装衝突での損傷を受けやすい人々をはじめとする一般人や重要なインフラ設備の保護、地雷・不発弾の除去などが含まれていると明らかにしました。