ロシア外務省のザハロワ報道官は、ロシア当局者がNATOロシア理事会に出席すると確認します。リャプコフ外務次官らがジュネーブでアメリカのシャーマン国務副長官と会談を行った後に会合に出席すると見られます。
これに先立つ10日にはジュネーブでアメリカとロシアの当局者が安全保障関連協議を実施します。
NATOロシア理事会の翌日の13日にはアメリカや欧州各国が加盟する欧州安保協力機構(OSCE)の会合が開かれます。ジュネーブに本部を置くOSCEにはアメリカを含むNATO加盟国のほか、ロシアやウクライナなど旧ソ連構成国が加盟しています。
EU=欧州連合の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は4日、2日間の日程でウクライナを訪問します。ウクライナのクレバ外相と共に、ロシアが後ろ盾するウクライナ東部の分離独立派と会談します。
ウクライナはEUのほか、NATOへの加盟を希望しており、EU報道官によりますと、EUはウクライナを「戦略的パートナー」と見なしています。
NATOは来週の一連の会合に備えるため、7日にテレビ会議形式の外相会合を開きます。(ロイター)