朝鮮民主主義人民共和国の核問題をはじめとする朝鮮半島情勢、中国が軍事拠点化を進めるベトナム東部海域(南シナ海)情勢に加え、ミャンマー西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャの迫害問題を中心に協議するとしています。ASEANと日本や中国など域外国による個別会議も行なわれる予定です。
ASEANは3日、引き続き米国や韓国などと個別会議を実施し、最終日の4日は域外国を交え、日中韓3カ国との外相会議、東アジアサミット外相会議、朝鮮民主主義人民共和国も参加するARF=ASEAN地域フォーラム閣僚会議を開くということです。ASEANは米朝や南北の対話を後押しする方策を話し合う見通しです。
ベトナム東部海域(南シナ海)情勢では、日米などは中国に「法の支配の順守」を改めて求めるとみられます。ASEANは、外相会議の共同声明案に「懸念」の表現を盛り込む一方、中国とベトナム東部海域(南シナ海)での紛争防止を目的とする「行動規範」の策定に向けた交渉を本格化させる見込みです。
ソース:VOV