会議で、参加者らは、新型コロナウイルスを効果的に制圧するために連携し合うと同時に、持続可能な回復を推進するために互いに補助し合うことで一致しました。また、会議は、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)を含む地域内の平和・安全保障・安定した環境の維持は、ASEANと中国の関心事である共通利益でもあると強調しました。さらに、ASEAN加盟諸国の外相らは、COC=海上行動規範に関する交渉の早期再開に向けた努力を歓迎すると共に、国際法と1982年国連海洋法条約に従って、DOC=海上行動宣言を十分でかつ効果的に履行し、COC交渉を効果的かつ実質的に推進してゆくことを公約しました。
会議で発言に立ったソン外相は、「当事者は、法の支配という精神に従って、ベトナム東部海域を巡るあらゆる紛争や対立を平和的措置で解決する必要がある。ベトナムはASEAN加盟諸国、及び、中国と共に、DOCを十分でかつ効果的に履行することを公約すると共に、COC交渉の再開を歓迎する」と強調しました。