席上、発言に立ったアーダーン首相は、両国の貿易投資協力が良好に発展し、両国の戦略的パートナーシップが望ましい成果を収めてきたと強調しました。その一例として、2016年~2021年までの5年間、二国間の貿易総額は59%増加しています。2021年の貿易総額は約16億4千万米ドルに達しています。ベトナムとニュージーランドは木工、乳製品、食品などの分野において効果的に連携することが出来るとしました。さらに、アーダーン首相は、「ベトナムの経済は発展の道を辿っている」と評価すると同時に、両国がインド太平洋地域の利益と共通の見解を共有していると強調しました。
一方、商工省のグエン・ホン・ジエン大臣は次のように語りました。
「ニュージーランドの企業は、科学技術、イノベーション、グリーン経済、デジタル経済、デジタルトランスフォーメーション、新エネルギー、再生可能エネルギー、ハイテク農業、安全な食品のサプライチェーン、農産物と水産物の加工などの分野においてベトナムへの投資協力を検討することが出来るでしょう」
なお、席上、両国の大手企業は、エネルギー、紡績縫製、食品、飲食など分野での協力の展望を共有しました。これにより、2024年までに貿易総額を20億ドルにすることが期待されています。