席上、チン首相は、「ベトナムはロシアを対外政策の中で上位の優先事項の一つとして見なしており、ロシアとの伝統的な友好関係と全面的なパートナーシップを強化したい意向がある」と強調しました。
また、チン首相は、ロシア側に対し、ベトナムへ新型コロナウイルスワクチンを優先的に供与し、締結済みのワクチン供給契約の実施を推進し、ワクチンや、新型コロナ治療薬、医療設備の生産技術移転のためにベトナムと協力してゆくよう提案しました。
チン首相とベズデトコ大使は、両国が国連やASEANなどの多国間フォーラムにおいて緊密に連携し、互いに支持し合うことで一致しました。ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海問題について、双方は、この海域での安全保障、航行の自由を確保することや、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に則って、この海域を巡るあらゆる紛争を平和措置で解決する重要性を強調しました。