商工省によりますと、昨年、国内外で1000件以上もの貿易促進イベントが開催され、その中にはベトナムの主要な輸出市場での貿易促進活動に焦点を当てた80件以上のプロジェクトも含まれました。1万社以上の企業がこれらの貿易促進プログラムに参加し、直接利益を受けています。貿易促進イベントで署名された契約の総額は1億2500万ドル以上に達しています。貿易促進活動もベトナムが8年連続で貿易黒字を維持するのに重要な貢献をしており、昨年の貿易黒字は280億ドルと推定されています。そのため、貿易促進プログラムと各国駐在ベトナム商務部の活動は、今年も引き続き促進される必要があるとしています。
農業農村開発省農産物品質・加工・市場開発局のレ・タイン・ホア副局長は、ベトナムは伝統的な輸出市場に加え、中東やアフリカなどの新しい市場での貿易促進を強化する必要があると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「中東市場に関しては、長年にわたり貿易促進局の支援により毎年、農産物の生産・加工に携わる企業約20社が中東市場に商品を紹介するための会議などに出席しています。今年は、この市場への商品、特に水産物の輸出をさらに促進するよう努めていきます」
商工省貿易促進局のブー・バ・フー局長によりますと、多くの国で保護貿易の傾向が強くなっているため、今年の輸出入活動には多くのリスクがあり、予測が困難です。そのため、ベトナムの輸出業者は市場情報を注意深く監視し、各国駐在ベトナム商務部と緊密に連携する必要があります。今年は、ベトナムの主要輸出産業に関する多くの国際貿易展示会のほか、輸出向けのOCOP(一村一品)展示会や農産物の国際サプライチェーン見本市が開催される予定です。
(VOVWORLD)