チュン委員長は今回の訪問に、両国は両国国民の幸福と人類の平和、進歩のため、未来共有コミュニテイ関係の樹立で一致したと明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「今回の訪問を通じて、私たちは近隣諸国との関係を強化するとともに、ベトナムの外交関係の拡大に好ましい条件を整えるようになります。そのほか、この訪問により、中国の指導者をはじめ、国際社会はベトナムのドイモイ事業の成果と国際社会におけるベトナムの地位を十分に認識できるようになります」
一方、中国の専門家らは今回の訪問が両国間の協力に新たな展望を切り開いたと分析しています。中国社会科学院傘下のアジア太平洋研究所の許利平教授によりますと、習総書記兼国家主席のベトナム国賓訪問は、多くの成果を収め、両国間の信頼を深めました。今回の訪問は、両国関係に新たな定位と新たなレベルをもたらすだけでなく、ベトナムと中国に新たな分野における協力チャンスなどをもたらすとしています。許教授は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムと中国との関係は新しい発展段階に入っています。この段階は両国関係の質と地位を高める段階です。今回の訪問にあたり、両国は36件の協力文書に調印しました。これは習総書記兼国家主席のこの訪問の具体的な成果と言えます」
(VOVWORLD)