イベントでは、ハノイ市資源環境局のグエン・ミン・タン副局長が講演し、ハノイをはじめ国内の都市が深刻な環境問題に見舞われていることから、一人ひとりが意識を改め、行動を起こすことが緊急の課題だと訴えました。
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「私たちはただ自分のためだけでなく、次の世代のためにも動かねばなりません。子々孫々に残す遺産は、健やかに暮らせる緑豊かな生活環境です。市民、企業、在住の外国人全員が力を合わせ、ハノイの環境を守りましょう」
WHOベトナム事務所の所長アンジェラ・プラット博士も講演し、大気環境改善の重要性を強調しました。
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「今年の世界環境デーでは特に大気汚染対策に注目します。汚染は健康被害の要因にとどまらず、経済社会発展の障壁にもなっています。大気汚染対策こそがベトナム政府と都市が掲げる持続可能な開発目標の根幹です。この機会に、みんなで排出ゼロ社会の実現を目指しましょう」
UNDPベトナム事務所のラムラ・カリディ所長も現在の大気汚染源対策を最優先すべきだと訴えました。
会場では、政府、国際機関、研究者らによる「クリーンな空気と緑の街」への具体的解決策が討議されました。これらの議論を通じ、関係者間の連携が進み、大気汚染対策に向けた強力かつ速やかな行動が起こることが期待されています。さらには地域発の革新的な解決策が生まれ、大気環境改善に大きく貢献するでしょう。
(VOVWORLD)