発表の中で、ソン外相は「ベトナムは、メコン川流域の持続可能な開発の為に、パートナーとの協力強化を重視しており、メコン・アメリカパートナーシップ閣僚会議がメコン川流域諸国におけるパンデミック対策を積極的に補助し、ASEAN共同体構築を推進してきたことを歓迎する」と強調しました。
また、ソン外相は、「新型コロナウイルス感染症のパンデミックと気候変動は差し迫った問題であり、メコン川流域の持続かつ包摂的な発展に多大な試練をもたらし、メコン川流域諸国やASEAN加盟諸国、及び、パートナーの決意と協力を求めている」と明らかにしました。
ソン外相によりますと、これらの問題を解決するためには、4つの方策を講じる必要があります。それらは、新型コロナのワクチン接種を加速させることや、高品質ワクチンの製造技術移転、ワクチンの配分、公共医療システムの健全化において協力を強化すること、気候変動に対するメコン川流域諸国の対応能力を向上させ、越境水資源の持続可能な管理と利用における協力を強化すること、インフラ整備やデジタル経済、再生可能なグリーンエネルギー開発における協力を拡大することです。