(VOVWORLD) - 3日夜、北部山岳地帯トゥエンクアン省、トゥエンクアン市でテイ(Tay)族、ヌン(Nung)族、タイ(Thai)族の民謡テンの演奏がUNESCO=国連教育科学文化機関によって人類の無形文化遺産の代表的な一覧表に記載された証明書の受領式とタイントゥエン祭りの開幕式が行われました。
席上、グエン・スアン・フック国家主席は「テイ(Tay)族、ヌン(Nung)族、タイ(Thai)族の民謡テンがUNESCOの人類の無形文化遺産に認定されたことはベトナム北部山岳地帯の独特な文化遺産を国際友人に紹介し、地元の魅力向上に貢献する」と強調し、これらの地方に対して、民謡テンのピーアールを促進し、住民にテンの保存・発揮に対する認識と責任感を芽生えさせ、テンを歌うアーチストがコミュニティに伝えるため、有利な条件を提示するよう求めました。なお、「テン」という民謡は、北部山岳地帯11の省に居住している少数民族のテイ(Tay)族、ヌン(Nung)族、タイ(Thai)族の代表的な民芸として知られています。2019年12月12日、コロンビアの首都ボゴタで開催されたUNESCO=国連教育科学文化機関の政府間委員会第14回会合で、民謡「テン(Then)」の演奏は、ユネスコから人類の無形文化遺産として正式に認定されました。
一方、「タイントゥエン祭り」はトゥエンクアン省の独自のイベントであり、ベトナム版ギネスブックにより、「大型ランタンが飾られるベトナム最大の中秋フェスティバル」として認定されています。フック主席は同省に対し、タイントゥエン祭りが国家ブランドになり、国内外の多くの観光客を引き付けるよう、同祭りの魅力をさらに高めていくよう要請しました。