ベトナムの映画『赤い雨(Mưa đỏ)』が、2026年3月に行われる第98回アメリカアカデミー賞国際長編映画賞に出品されるベトナム映画代表作品に選出されました。これは、ベトナム映画界が世界最大の映画の舞台で、国際的な統合への努力を裏付ける特別な出来事となります。
映画の脚本は作家のチュー・ライ氏が手がけ、舞台はベトナム解放軍が一時的な南北分断線上にあったクアンチ省を完全に制圧した1972年に設定されています。
本作は、プリプロダクションの段階から綿密な準備がされ、壮大なセットと多くの大規模な戦闘シーンが特徴であります。制作チームは、タックハン川のほとりに50ヘクタールに及ぶ巨大な撮影セットを建設しました。
公開から1ヶ月で、観客数は延べ810万人を超え、国内興行収入の歴史において史上最多の観客を集めました。9月28日時点で、映画『赤い雨』は約2898万ドルの興行収入を達成し、最大のヒット作となっています。
(VOVWORLD)