書簡に加わった9カ国はイタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、アイルランド、ベルギー、ルクセンブルク、スロベニア、ギリシャです。イタリア政府が発表した書簡では、「市場での資金調達のため、欧州機構による債務共有化の仕組みを設ける必要がある」と主張しています。
首脳会議では、4100億ユーロ(約49兆円)の融資能力を持つESM=欧州安定メカニズムの活用も論議される予定です。24日に行われたユーロ圏19カ国の財務相会合で、加盟国政府がESMを使って、国内総生産(GDP)の2%相当の与信枠を利用できる仕組み作りで大筋合意していますが、ドイツやオランダは無条件融資には否定的な姿勢をとっています。
ESMは財政危機に陥った国の支援を行う仕組みです。2012年、ギリシャ危機を受けて正式に発足しました。
ソース:VOV