文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、中国・成都で開かれる韓日中首脳会談に参加するため中国を訪問するのを機に、23日午前に習近平国家主席と首脳会談し、その後、午後に李克強首相と会談します。
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この中で、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備による対立の根本的な解決策を模索できるかに注目が集まっています。
一方、文大統領は24日午後に日本の安倍首相と会談し、韓国に対する輸出管理強化の撤回や元徴用工をめぐる損害賠償訴訟判決の問題などについて議論するものとみられます。
日本政府が20日、韓国への輸出管理強化の対象にしていた半導体材料3品目のうち半導体の基盤に塗る感光剤「レジスト」の韓国向け輸出管理の運用を一部緩和したため、ある程度の成果が期待できるとの見方があります。
ただ、大統領府青瓦台は日本政府の措置について、「一部分、進展とみることもできるが、根本的な解決策としては不十分だ」としているため、今回の韓日首脳会談では、問題解決に向けた意志を確認し、対話の機運を維持するにとどまるとの見方もあります。
ソース:VOV