17日、ハノイで行われた外務省の定例記者会見で、ベトナムとロシアとの国防協力に関するロシア国防大臣の発言について記者団のインタビューに応えた際、ファム・トゥ・ハン報道官は次のように語りました。
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「ベトナムは国防を含め、ロシアとの包括的戦略的パートナーシップの発展を重視しています。両国間の国防協力関係が2020年~2022年の国防協力関係に関する共同ビジョン宣言をはじめ、両国が締結してきた合意書と協力協定に合致しています。これは地域と世界の平和、安定、協力、発展に貢献しています」
また、アメリカのバイデン大統領が今後ベトナムへの訪問を発表したことに関して、ハン報道官は「現在、ベトナムとアメリカは両国関係を安定的、かつ、実質的、長期的に発展させるための措置について意見を交換している」と強調しました。
記者会見で、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海の領有権を主張しているホアンサ群島のチートン島で、中国が新しい滑走路の建設を開始しているようだとの情報に関し、記者団のインタビューに応え、ファム・トゥ・ハン報道官は「現在、ベトナムの関連各機関がこの情報の真相を究明している」と明らかにしました。
また、ハン報道官は「ベトナムの許可なしにホアンサ群島で行われるすべての活動は、この群島に対するベトナムの領有権を侵害する行為であり、情勢を複雑化させ、ベトナム東部海域の平和、安定、安全保障、航海と航行の自由にマイナス影響を与えるものだ」と強調しました。
(VOVWORLD)