席上発言に立ったルオン・クオン国家主席は、ベトナム外交の平和構築の役割が歴史のあらゆる段階を通じて示されており、その頂点がホーチミン作戦であったと確認するとともに、50年が経ちましたが、1975年春の勝利から得られた歴史的意義と深い教訓は、平和構築、祖国の防衛・建設事業におけるベトナム外交にとって、現在の段階においても昔のままの価値を保っていると強調し、次のように述べています。
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「『ベトナムの物語』の時代性と時事性は今も変わらず、持続可能な平和の探求、対話、戦争の傷跡の癒し、民族和解、復興と発展の道のりの崇高な価値を輝かせています。世界は多くの歴史的な転換期を迎えている。ベトナムは、自国の未来と運命が、地域と世界の平和、安定、協力、発展と深く結びついていることを深く認識しています。民族の飛躍の新たな時代に入り、ベトナムは常に世界の政治、グローバル経済、そして人類文明に積極的かつ主体的に貢献する用意があります」
この機会に、クオン国家主席はベトナムの党と国家の指導者を代表して、世界中の進歩的な人々に、そしてベトナム人民と肩を並べて平和、正義、「独立と自由ほど貴いものはない」という真理のために戦ったアメリカ国民を含むすべての人々に、感謝の意を送りました。
シンポジウムでは、多くの国際的な友人や外交官、学者たちが、1975年4月30日の歴史的勝利と戦後の力強い復興を遂げたベトナムを、平和・復興・発展の象徴的なモデルであると評価しました。そこには、過去を乗り越え、未来を志す精神、そして平和・寛容・人道を重んじる文化が映し出されています。
浙江外国語学院の名誉教授である王衝氏は、次のように述べました。
（テープ）
「ベトナム外交は常に平和への強い志を持ち続けており、自らの原則を決して曲げることなく、竹のようにしなやかで柔軟です。この両立が、ベトナムが自国の利益を守りつつ、大国との関係も巧みに維持している大きな要因であり、私は深く感銘を受けました。戦争と分断の傷跡に苦しむ国が多い中で、ベトナムは『平和の物語』を語り継ぐことができているのです」
また、1960年代後半からアメリカにおけるベトナム戦争反対運動に関わり、これまでに何度もベトナムを訪れている、アメリカ和解と開発財団事務局長のジョン・マコーリフ氏は、次のように語りました。
（テープ）
「ベトナムは、互いに敵対関係にある国々からさえ信頼され、各国と温かい関係を築いているという、非常に特異な存在です。これは1975年4月30日の勝利という成果だけでなく、その後の復興や経済成長の実績にも裏付けられたものであり、ベトナムは今や国際社会において極めて重要な役割を担っています」
長年にわたってベトナム・アメリカの両国民の和解に尽力してきたアメリカの友人たちも、ベトナムへの愛情と支援の気持ちは今なお変わらず、今後も両国間の友好と協力をさらに推進するための努力を続けていきたいと語っています。
(VOVWORLD)
