席上、フック主席は「1977年9月20日、ベトナムが国連の149番目の加盟国となったことはベトナムの祖国建設防衛事業における歴史的な節目である。ベトナムは国連の責任ある信頼できるパートナーとして持続可能な開発目標の実施に取り組み、国家レベルでの国連開発システムの改革を精力的に行っている」と強調しました。また、ベトナムは人民軍と人民公安の士官、兵士を国連南スーダンと中央アフリカ共和国ミッションに派遣したほか、国連安全保障理事会や国連人権理事会で平和、安全保障、女性、人権の享受に対する気候変動の影響に関する協議を促進してきました。現在、ベトナムはエネルギー転換、グリーントランジションを積極的に促進し、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標の達成を目指しています。フック主席は次のように語りました。

（テープ） 

「国連はグローバルガバナンスで中核的な役割を果たし、国際連帯や多国間協力を強化する核となり、戦争、衝突、不公平、貧困がない世界に向け、平和、安全保障、開発協力を促進するよう希望します。ベトナムは長年の戦争を経て、平和と開発の価値を深く理解し、『豊かな国民、強固な国、民主的で公正な文明社会』の構築に尽力し、2045年までに高所得の先進国となるという目標の達成を目指しています。国連との協力はベトナムの独立、自主、全方位、国際関係の多様化、国際共同体への広範かつ包括的な参入という外交政策における重要な柱の一つです。私たちは国連との協力を効率化し、世界の平和、協力、発展に向け、グローバルな課題の解決に尽力していきます」

一方、グテーレス事務総長はベトナムの開発事業を促進するため、ベトナムとの協力を強化し、その中で人を持続可能な開発、社会公平の確保、グリーン経済開発の中心に置くと強調し、次のように語りました。

「ベトナムは長い道のりを歩んできましたが、開発事業を続けています。気候変動が進んでいる中で安全な将来を守り、誰一人も取り残さないよう尽力する必要があります。国連はベトナムのパートナーであることを誇りと思っています。ベトナムの国歌の歌詞通りに、ともに前進していきましょう」

ソース：VOV