この特赦決定について、ファム・ビン・ミン副首相は記事を執筆し、その中で、「ベトナムの党と国家が終始一貫した主張は、受刑者を含む全国民の人権を保護し、その人権を平等かつ公平で実施することである」と強調しました。また、人権保護は2013年憲法を始め、多くの法律に明記されており、実際にベトナム人はもちろん、ベトナムに在住中の外国人の人権も確実に保護されていると明らかに、受刑者の人権も尊敬されており、毎年の特赦はその証であると述べました。
2021年特赦諮問評議会の議長を務めるミン副首相によりますと、新型コロナが蔓延している背景の中で、特赦作業は安全を確保しながら、計画通りに展開されています。今年の特赦は2018年の特赦法が採択されてから行われる最初の特赦で、ベトナム国籍を持つ受刑者だけでなく、外国籍を持つ受刑者にも平等に適用する方針です。これは国籍を問わず受刑者に対するベトナム共産党と政府の人道的、かつ、寛容な政策を示し、受刑者がスムーズに社会に貢献できるように励ますものであるとしています。
なお、今年の特赦は、恩赦を受ける条件を満たした受刑者3026人、刑の執行が一時的に停止中の3人、及び刑の執行が延期されている6人を対象に適用されることになりました。