3日午後に行われたハノイ市の新型コロナ予防対策指導委員会の会議で、同市人民委員会のグエン・ドゥク・チュン委員長は、この数日、多くの感染者が確認されている中部ダナン市から帰ったハノイ市民は8万8千人を超えており、その中のおよそ7万1千人は迅速検査を受けたと述べました。感染が確認されたハノイ市民2人について、ハノイ保健当局はこの2人に接触した人を迅速に確定・隔離させたと明らかにしました。チュン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「新型コロナウイルス感染症予防対策は絶対に怠ることなく、断固として実施しなければなりませんが、あまり心配する必要はありません。予防対策の傍ら、経済社会の発展にも力を入れなければなりません。「それぞれの人は兵士として、また、それぞれの家庭は要塞となり、感染症の拡大に歯止めをかけるため、力を合わせましょう。」という政府の主張を国民に理解してもらうために宣伝啓もう活動を強化していきます。」
同日、ホーチミン市で、同市の新型コロナウイルス感染症予防対策指導委員会の会議がオンライン形式で行われました。会議で発言に立ったホーチミン市党委員会のグエン・ティエン・ニャン委員長は、感染シナリオとその予防対策を立てる必要があると述べました。また、市民にマスクの着用や手洗いなどを働きかけることを通じて低い費用で予防策を講じるよう求め、次のように語りました。
(テープ)
「ホーチミン市はまだ安全ですが、感染リスクがあります。それぞれの市民は新型コロナとの闘いにおいて兵士であり、それぞれの家族は感染抑制に関する任務を持つ兵士のグループです。また、祖国戦線をはじめ、各社会団体の役割もとても重要です。」
なお、保健省は、各地の病院に感染予防対策に必要な資材や設備をさらに提供する方針です。