ベトナム国立水文気象予報センターによりますと、２７日４時現在，この台風は中部トゥアティエンフエ省からビンディン省の沖合にあり、台風の目は中部各省の沿岸から東へ約470キロ離れています。また、28日早朝、勢いを増して中部に上陸すると予想されています。

会議で発言に立ったチン首相は接近・上陸が予想される各地に対し、国民の命と健康、そして、財産をできる限り守るために、台風に伴う強風や大雨、洪水、土砂崩れ、荒波に十分注意するよう訴えました。また、危険地域に暮らす住民を安全な場所に避難させ、ダムや水産物養殖場を補強するなどをして、台風による人的・物的被害を最小限に抑える必要があるとしています。

なお、これまで、安全な場所に避難した住民はクアンナム省では千人以上、ビンディン省では6万5千人以上となっています。