これを受け、26日午後、南中部各省は 危険な地域に住む世帯を点検し、27日午後6時前に避難させる計画を立てました。
中部ダナン市人民委員会のレ・チュン・チン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「首相の指示を実現して、我が市は各省庁、部門に対し、台風への緊急対応策を取るよう求めました。まず、市民を危険な場所から避難させ、貯水池などの安全保障を検査します。住民の絶対的な安全を確保するため、台風モラヴェの対応策を徹底させなければなりません。」
一方、26日、中部クアンナム省人民委員会のレ・チ・タイン委員長や、ビンディン省党委員会のホ・クォク・ズン委員長、フーイエン省党委員会のファム・ダイ・ズオン委員長らはそれぞれ地元の各県、村の行政当局とオンライン会合を行い、台風対策について協議しました。
なお、日本の気象庁が発表したデータによりますと、ベトナム現地時間26日午後1時45分の時点で台風9号は南シナ海を1時間に30kmの速さで西へ進んでおり、28日に、ベトナムの南中部沿岸地方に到達する時点で、中心気圧990hPa、最大風速25m/s、最大瞬間風速35m/s、予報円の半径110kmの見通しです。ベトナム中部では、これに先立ち発生した熱帯低気圧や台風6号(アジア名:リンファ、日本では台風15号)、台風7号(アジア名:ナンカー、日本では台風16号)、台風8号の影響に伴う豪雨により甚大な被害が出ています。