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ニュース

再び人道危機の危険性 緊張高まるトルコ・ギリシャ国境

トルコが二月末にシリア難民らの欧州渡航を容認したことを受け、ギリシャとの国境一帯に難民らが押し寄せて緊張が高まっています。

2015年の欧州難民危機後、欧州連合(EU)とトルコ間で難民送還に関する協定が成立して以降、状況は比較的安定しています。しかし最近は混乱の中で命を落とす難民も出ており、再び人道危機に陥る危険性があります。
エーゲ海北東部に浮かぶレスボス島は、トルコからミティリニ海峡を隔てて十三キロの距離です。2月28日以降、周辺の島とあわせて千七百人以上がボートで到着しました。今月2日には、島沖合でボートが転覆し、シリア人男児が死亡しました。会員制交流サイト(SNS)では、港に到着した難民に、一部島民が「トルコへ帰れ」と罵声を浴びせる動画が広まりました。

難民支援団体を「犯罪者集団」と見なす空気も高まり、活動中に住民から暴行を受ける事件も起きました。ある団体のメンバーは「安全上の理由から当面、活動を停止せざるを得ない」ということです。

難民ら百万人が欧州を目指した15年の危機以来、レスボス島は多くの難民を受け入れてきました。島最大の難民キャンプでは定員二千二百人に対して約二万人が暮らています。トルコ側の声明を受けてギリシャ政府は一カ月間、新たな難民の申請手続きを停止することを決めたが、流入は続いています。

事態の悪化を懸念したEU首脳は3日、ギリシャ国境地帯を視察しました。ミシェルEU大統領は「ギリシャ国境は、欧州の国境でもある」と強調しました。欧州委員会は六日に保護者がいない未成年の難民保護に乗り出す方針を表明しましたが、国境警備はさらに強化する考えで、混乱が収拾するめどは立っていません。(東京新聞)
ソース:VOV


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