座談会で出された情報によりますと、屋根置き型太陽光発電によるグリーンエネルギーを使用することで、企業は、経済的利益を得て、生産コストを節約することができます。また、グリーン電力証書を購入することによって、輸出上の競争優位性を高めることも出来るということです。
産業部門の温室効果ガス排出削減目標達成を目指して、ベトナムはエネルギー転換の計画を推進し、再生可能なエネルギーの開発を奨励する方針です。先ごろ、ベトナム政府が承認した「2021~2030年期の国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(いわゆる第8期電力計画)」にはこの方針が盛り込まれています。
ベトナム商工連盟のホアン・クアン・フォン副会長は次のように明らかにしました。
「第8期電力計画は、生産活動に奉仕するための屋根置き型太陽光発電は優先的に開発されると明記しています。企業は、出力制限せず、手頃な価格で既存の送電網を活用することができるから、企業の発展のために画期的な政策を策定する必要があります。実際、いくつかの繊維製品輸出企業は、外国投資ファンドから屋根置き型太陽光発電を購入しています。というのは、繊維縫製分野向けの法的枠組みなどはいまだ具体的に規定されていないことや、企業は屋根置き型太陽光発電への投資と開発を主体的に実現できないからです」
座談会で、参加者らは、「CO2排出削減戦略、エネルギー転換のための技術革新を実現するにあたり、ベトナムは電力、再生可能なエネルギーの開発に関する政策、法律を完備させる必要がある」と提案しました。
ソース:VOV