AMRO=ASEAN+3マクロ経済リサーチオフィスは先頃「世界経済の複雑な推移の中での強力な回復」をテーマとした報告を発表し、その中で、今年、ベトナムがインフレ率を4%以下に抑えられる見通しであるとの見解を明らかにしました。AMROは「これは世界的な石油価格高騰の状況において、ベトナムは石油価格安定化基金を効果的に利用できていることによるものである」と述べました。
一方、HSBCは「一目でわかるベトナム」という報告の中で「ベトナムのインフレ率はASEAN地域以内で低いレベルにあり、今年は3.7%にとどまるだろう」との見解を明らかにしました。
一方、マレーシア最大の銀行メイバンクのマクロ経済研究者である Brian Lee Shun Rong 氏は「ベトナムは付加価値税と石油関連製品の環境保護税の引き下げなどを行っており、これが2022年のインフレ率の抑制に功を奏している」と述べました。