WHOとICN=国際看護師協会、さらに両者が連携する看護職に関する国際啓蒙キャンペーン「ナーシングナウ」は報告書で、世界中の全医療従事者の半数以上を占める看護師の重要な役割を浮き彫りにしました。
報告書によりますと、世界全体の看護師の数は2800万人に満たません。2018年までの5年間で470万人増加しましたが、WHOは「それでもまだ、世界中で590万人が不足している」と警告しました。中でもアフリカ、東南アジア、中東、一部南米の貧しい国々では、現状の看護師数と必要とする数に大きな隔たりがあると指摘しました。
報告書は各国に対し、自国の看護労働人口と実際に必要とされる人数の差を認識し、看護師の教育と雇用、リーダーシップの育成に出資するよう訴えています。
ソース:VOV