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20日午後ハノイで開催された外務省の定例記者会見で、レ・ティ・トゥ・ハン報道官はロシア・ウクライナ衝突に触れ、「ベトナムはその情勢に関心を寄せている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは関係各側に対し、対話を再開し、問題を国際法と『各国の独立・主権の尊重』という原則に従って平和措置で解決するよう呼びかけます。同時に、ベトナム人を含むそこに住む一般人の生命・財産が保護されることを望んでいます。ベトナムは世界の安定・平和のためにその対話プロセスの促進に貢献する用意があります。」
このように語ったハン報道官はウクライナ在留ベトナム人の状況に関する記者団の質問に答え、その中で、「ベトナムは常に、自国民の保護を重視している」と再確認しました。
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また、「ウクライナ駐在ベトナム大使館は外務省の指示を受け、自国民を保護するためにあらゆる必要な措置をとっている」と明らかにしました。レ・ティ・トゥ・ハン報道官は次のように語りました。
(テープ)
「外務省の領事局はウクライナ在留ベトナム人に対し、大使館との連絡を保つよう勧めています。また、危険な場所から避難するよう要請しています。」
なお、ウクライナ駐在ベトナム大使館によりますと、現在、ウクライナにいるベトナム人の数はおよそ500人であり、死傷者に関する情報はまだ出ていないとしています。