このイベントについて、ロシア連邦院国際問題委員会のコンスタンチン・コサチョフ委員長は、新型コロナウイルスが世界で蔓延している背景の中で、AIPAの連続的な活動の確保に向けたベトナムの努力を高く評価しました。コサチョフ氏は「ベトナムは、多国間議会の対話の促進に主体的かつ積極的な姿勢を示してきた。ベトナムは、国際的な連議院の協力発展における牽引役を果たすと共に、国際的な連議院と他の国際フォーラムにおける重要な役割を担っている」と強調しました。
一方、ロシアの著名な新聞記者であり、国際問題担当専門家でもあるアダム・シャミルさんは、「ベトナムはASEAN内における牽引役を果たしたのは、人口が多いというだけでなく、ベトナム国民が活発で積極的に活躍し、ベトナム経済が良い基盤に恵まれ、農業と工業が発達する一方、軍事力が維持されていることに頼ったことがある」と評価しました。また、シャミルさんは、「ベトナムがASEANに加盟したことは、この組織に新たな勢いをもたらし、ASEANを著しく変化させた。ロシアは、ベトナムをはじめ、東南アジアとアジアに関心を払っており、このダイナミックな地域との経済・貿易関係の発展に努力している。また、極東地域を発展させるため、ロシアはベトナムを『好きな相手国』と『主要な同盟国』として見なしている」と明らかにしました。