ロシア国防省はガマレヤ記念感染症微生物学術研究センターと共同でCOVID-19のワクチン開発に必要な前臨床研究を完了しました。これを受けて第48中央科学技術研究所のボリセヴィチ所長は国防省の機関紙「クラスナヤ・ズベズダ」(赤い星)の取材に対し、ワクチン開発に必要な臨床実験を7月末までに終わらせるとしました。
前臨床研究では猿とハムスターを対象に実験を行い、ワクチンの安全性と効果が確認されたということです。これによりヒトを対象とした臨床実感が可能となりました。
臨床実験は第48中央科学技術研究所内で実施される見通しです。ワクチン投与はまず、国防軍内の感染者を対象に実施され、投与希望者の受付は7月3日から始まります。(SPUTNIK)