ペルー公式訪問およびAPECハイレベルウィーク2024への出席を機に、現地時間の14日、首都リマでルオン・クオン国家主席は、鉱業、エネルギー、港湾投資、金融サービス、投資信託の管理、電力、保険などの分野で活躍するペルーの主要企業の経営者と会合を行いました。
会合でルオン・クオン主席は、今後も、ベトナムとペルーの協力には多くの発展の余地があり、特に両国がCPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の正式なメンバーとなったことで、その可能性が一層拡大していると述べました。ルオン・クオン主席は、ペルー側に対し、ベトナムのデジタルトランスフォーメーション、デジタルインフラの提供、スマートシティ、サイバーセキュリティ、デジタルヘルス、デジタル教育などのプロジェクトに対する支援と環境整備を要請しました。また、ベトナムの石油・ガス部門に関するプロジェクトのペルーへの移管手続きが円滑に進むよう協力を求めました。
さらに、ルオン・クオン主席は、ペルー企業が両国間の協力可能性を研究し、鉱物資源開発、有機農産物、食品加工、観光などの分野での協力を検討するよう提案するとともに、ベトナムはペルー企業を含む外国企業に有利な経営環境と投資条件を整備し、長期的かつ効果的な投資を支援していく方針を表明しました。
これに対し、ペルーの主要企業の経営者らは、ベトナム経済の顕著な成長とダイナミズムを高く評価し、ペルー経済とベトナム経済の共通点についてもルオン・クオン主席と意見を共有しました。また、ペルー企業はベトナム市場への理解を深め、互いの強みを生かした分野での協力パートナーを探し、両国間の経済、貿易、投資関係をさらに強化したいとの希望を表明しました。
(VOVWORLD)