会議には欧州、アジア・太平洋、ラテンアメリカ、アフリカ26カ国の外相らが出席し、新型コロナウイルス感染症の撲滅を目指す国際協力の推進やWHO=世界保健機関を含む多国間協力体制の強化について協議しました。
会議でミン副首相兼外相は国民の命と健康を第一にするという立場に従って実施されているベトナムの適切な予防対策を紹介するとともに、国際社会がこの感染症に効果的に対応するため、4つの措置を提案しました。第1、国連とWHOを中核とする国際協力を強化し、発展途上国の支援を可能にするため、WHOの活動効果を向上させること。第2、情報、経験、研究結果を交換し、国民は皆、治療薬を入手できるよう確保すること。第3、国際法に背く新型コロナ対応にマイナス影響を与えるような一方的な行動を中止し、国連事務総長の全世界での即時停戦の呼びかけに応え、新型コロナ対応能力を弱化させる制裁を撤廃すること。第4、新型コロナ収束後の発展計画を作成し、貿易、投資、金融市場の安定化、企業と市民の信頼回復を目指す適切な政策と措置を講じることです。