この機に、8日午前、ハノイで、ベトナム外務省は、1982年国連海洋法条約採択40周年記念セミナーをオンラインと対面の方式で開催しました。セミナーの開幕の演説に立ったグエン・ミン・ブー外務次官は、沿岸国であるか内陸国に対する同条約の意義を強調し、次のように語りました。
(テープ)
「1982年国連海洋法条約は、海域の恵みを享受する権利を包括的かつ抜本的に規定するとともに、各国が海域の領有権と裁判権を確立するための根拠となっています。同時に、条約の解釈と適用を巡って、関連国の間の紛争を平和的措置で解決するためのメカニズムを定めるものです」
ブー外務次官はこのように語り、ベトナムは1994年に1982年国連海洋法条約に加盟してから海洋法の履行において責任ある国としての姿勢を示しています。ベトナムは、法律を徐々に整備しており、近隣諸国との海上国境の画定、海洋の平和的かつ持続可能な管理と利用に1982年国連海洋法条約の規定を活用してきたとしました。