ベトナム政府は、国民の健康保護を強化するため、末端組織の医療システムの充実を優先する方針ですが、これは、全国民が医療サービスを受けられる基盤であり、国連のミレニアム開発目標を実現させるための前提でもあるとみられています。これは、21日に、スイスのジュネーブで開催中のWHO世界保健機関の総会で出されたベトナムのグエン・ティ・キム・ティエン保険大臣の発言です。
ティエン大臣によりますと、ベトナムは、1万1千カ所の町村レベルの医療所の能力を向上させる決意で、その行動計画を展開しています。具体的には、町村レベルの医療所の人材育成を進めるとともに、近代的な設備と機器、そして、十分な薬を提供するということです。
なお、WHO世界保健機関の第72回総会は20日から28日までジュネーブで開かれており、WHO加盟194ヵ国の代表約4千人が参加しています。
ソース:VOV