22日、ハノイで、ベトナム外務省のレー・ティ・トゥ・ハン報道官は定例記者会見を行い、5月に開かれる米朝首脳会談について、次のように語りました。
「ベトナムは、朝鮮半島を始め、世界の平和・安全保障・安定を目指して、全ての紛争を平和的措置で解決するための建設的な努力を支持しています。ベトナムは、朝鮮半島の対話促進、平和・安全保障・安定の維持のために積極的に貢献する用意があります。」
そして、中国農業省が、ベトナム東部海域(南シナ海)での漁獲禁止規定の変更を発表したことについて、ハン報道官は次のように語りました。
「ベトナムは、チュオンサとホアンサの両群島に対する領有権、及び、1982年国連海洋法条約に基づいて確定された海域に対する合法的権利を証明する法的基礎と歴史的証拠を十分に持っています。この規定は、ホアンサ諸島に対するベトナムの領有権、及び、ベトナムの海洋での合法的権利を侵害すると共に、1982年国連海洋法条約を始め、国際法、そして、DOC=海上行動宣言に背きます。また、ベトナムと中国が達成した海上問題解決のための基本原則に関する合意に反し、ベトナム東部海域での平和環境の維持、及び、COC=海上行動規範の作成に関する交渉に悪影響を与えるでしょう。」
このように語ったハン報道官は、台湾がチュオンサ諸島のバービン島で軍事演習を行ったこともベトナムの主権を深刻に侵害するとともに、同海域の平和・安定を脅かしていると強く批判しました。
ソース:VOV