会合で、ベトナムがこれから入国規制を徐々に緩和させる背景の中で、入国者に対する迅速かつ正確な検査方法はとても重要であるとの意見が相次いで出されました。新型コロナウイルスの抗原検査をするキットは30分ほどで最短で検査ができるとともに、特別な検査機器を使わずに検査ができるというメリットがあることから、抗原検査キットの研究・生産を加速させることが優先課題になっているとしています。医療機器に携わるメディコン社のダム・ディン・コオイ社長は次のように語りました。
(テープ)
「抗体検査の他、抗原検査も必要です。抗体検査は感染後7日目以後、ウイルスを検出だけであるのに対し、抗原検査はより早く検出できるからです。」
会合で結論を出したヴ・ドゥク・ダム副首相は、ベトナムはこれからの検査戦略を変える必要があると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「これから、ベトナムで働く外国人専門家を対象とするフライトを再開する計画がありますが、入国後の隔離措置を維持することはできないでしょう。こうした背景の中で、経済社会活動の安全確保を目指すため、いろいろな措置を講じますが、中でも検査を強化する措置はとても重要です。そのため、科学技術省などに対し、抗原検査キットの研究・生産を加速させるよう求めます。」
このように語ったダム副首相はまた、保健省に対し、新たな検査戦略を作成し、政府に提出するよう要請しました。