29日、中央経済管理研究所は、「持続可能な発展と国際参入を目指す改革・2025年までの重点とローマ・マップ」をテーマにした会議を開きました。この会議は、ベトナムの持続可能な発展と国際参入に関する要求を明確にした上で、その要求に応えるための対策を打ち出すことが狙いです。
会議で、新型コロナ禍のせいで経済改革が優先課題として浮き彫りになっているとの意見が相次ぎました。ベトナム投資開発銀行の経済専門家カン・ヴァン・ルク氏は次のように語りました。
(テープ)
「疫病が蔓延している背景の中で、次の4つの分野でよくできた国は経済面での困難を早く乗り越えるでしょう。第1はデジタル転換の促進。第2は社会福祉の強化。第3は健全な財政システムの維持。第4は国の管理で、その中で、国の危機管理と予測能力が重要です。」
会議で、多くの出席者は経済回復と経済改革を両立させるとともに、全てのリソースの活用、民間経済セクターの発展、各国との自由貿易協定のメリットの活用などに力を入れてゆく必要があるとしています。