その後、チン首相は「グリーン経済と金融に関する全体会合・第4セッション」に参加しました。
今回のセッションは、海洋の健全性を回復し、持続可能で再生可能なグリーン経済への移行を加速させるための大規模な資金調達を目的としています。
ファム・ミン・チン首相は「ベトナムは3000キロ以上の海岸線を有し、海洋経済の効率的かつ持続的な発展は、我が国が2045年までに“強い海洋国家”となり、高所得国へと発展するための戦略的な選択である」と強調しました。
チン首相はさらに、地球表面の70%を占める海洋が、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の中で最も投資が遅れている分野であることを「深刻な矛盾」だと指摘するとともに、各国に対し、海洋科学の研究と技術応用への投資拡大、技術移転と共同研究、経験の共有の推進、グローバルな海洋データベース構築への連携を要請しました。
(テープ)
「制度や経済、文化の違いがあっても、私たちは皆、同じ使命、今日と未来のために青い海を守る責務を共有しています。ベトナムは、信頼できるパートナーとして、持続可能な“ブルーエコノミー”の発展に向けた国際的な枠組みに積極的に貢献しています。そして、『誰ひとり取り残さない』、公平で持続可能な“海洋金融”の推進にも責任ある役割を果たしていきます」
(VOVWORLD)