ベトナム国防大臣のファン・バン・ザン大将は同会議に出席し、第2次全体会議でスピーチを行いました。席上、ザン大臣は各国の協力と連帯、コンセンサスが非伝統的な安全保障問題への対応を目指す重要な要素となると強調し、ベトナムはベトナム東部海域の紛争を国際法に従って、当事者の独立、主権、正当な利益の尊重を基礎に平和的措置により解決するという原則を堅持し、DOC=海上行動宣言を完全履行し、拘束力あるCOC=海上行動規範の早期締結を希望すると確認しました。
また、ベトナムは平和、友好、協力、発展のために、すべての国の友人、および国際社会の信頼できるパートナーになりたいとの意向があり、軍事同盟に加盟しないとともに、他国の内政に干渉しないというスタンスを維持し、地域と世界の平和、安定、発展、繁栄への貢献に取り組むとしています。
第11回モスクワ国際安全保障会議に際し、15日、ザン大臣はロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣と会談しました。席上、両者は国防協力の強化策、中でも年間国防協力の展開、国際軍事競技大会「アーミーゲーム」での緊密な連携、それぞれの国防省主催の多国間活動の支持、国連平和維持活動、サイバーセキュリティ、後方支援などの分野での協力拡大で合意を達成しました。
他方、同日、ザン大臣は中国やモンゴル、ベラルーシの国防大臣とも会見しました。