席上、カイ副首相はオープンでルールに基づく明確な多国間貿易システムの促進、関税障壁の撤廃、保護貿易主義防止対策におけるWTOの中心的な役割を重視すると強調し、WTOが包括的でバランスの取れた方向に沿った世界貿易の促進を目指し調整役を発揮していくよう希望を表明しました。
また、カイ副首相はWTOに対し、加盟諸国、とりわけ開発途上国と低開発国の発展度合いや実施能力を見極めた上で改革を行い、権利と義務のバランスを確保するよう提案し、ベトナムは食糧安全保障に積極的に参加し、まもなく行われるWTO閣僚会議に貢献すると強調しました。
一方、張事務局次長はベトナムが来る6月に行われる予定の第12回WTO閣僚会議の討論に積極的に参加し、世界貿易の促進に貢献するよう希望を示しました。
同日午後、カイ副首相は国連やWTO常駐ベトナム代表団、在スイスベトナム大使館を訪れ、幹部、大使館員と懇親を深めました。