会見で、ルオン・クオン国家主席は、国連を中心とする多国間主義を強く支持するというベトナムの立場を改めて表明した上で、ベトナムは独立・自主の外交路線を堅持し、多角的かつ多様な外交関係を推進し、国際社会の積極的かつ責任ある一員として、地球規模の課題解決に参加していると述べました。
さらに、ルオン・クオン国家主席は、国連に対し、持続可能な開発目標の実施、法治国家建設、デジタルトランスフォーメーション、グリーンへの転換、気候変動対応、そしてグローバルな課題への対応などの優先分野においてベトナムを引き続き支援するよう提案しました。
一方、モハメド国連副事務総長は、ベトナムと国連との協力関係が過去50年間に良好に発展してきたことを高く評価した上で、国連は、ベトナムの国連活動への積極的な貢献を称賛するとともに、ベトナムの発展における成功事例を他の国連パートナーと共有することを望んでいると述べました。
この機に、双方は世界および地域情勢、多国間主義が直面する課題について意見交換を行うとともに、国連のグローバル・ガバナンスにおける役割を強化し、多国間協力を共に推進していくことの重要性を確認しました。
さらに、双方は今後のベトナムと国連との関係の方向性に関しても意見を交換しました。
(VOVWORLD)